

普段使っているトランプ。その絵札やマーク(スーツ)の意味などはご存知でしょうか。実はトランプにはさまざまな意味が含まれており、絵札の人物にはモデルがいます。雑学のような知識ですが、知っておくとよりトランプを楽しめるでしょう。
ここからは、トランプカードのマークや絵柄などを紹介していきます。
トランプの実際の意味って知ってた?
トランプに含まれた意味を知っていると、よりゲームを楽しめるでしょう。ここからはトランプの実際の意味など、雑学・トリビアを紹介していきます。
意外と知られてないこと|トランプと呼ぶのは日本だけ
日本ではトランプを「トランプ」以外の呼び方をすることは珍しいですが、実は「トランプ」と呼んでいるのは日本だけです。トランプの本来の意味は「切り札」です。
欧米人が切り札を使うときに「トランプ」と言っているのを聞いた日本人が、「トランプ」という名前と勘違いしたという説が有力です。そのため、海外の友達に「トランプしようぜ!」と伝えても通じない可能性があるので注意しましょう。
海外ではトランプのことを「プレイングカード」、もしくは単なる「カード」と呼ぶのが一般的です。
トランプは何故13枚?それには季節が関係していた!
トランプのカードは1枚につき「1週間」を意味します。1週間が7日間なので52週間をかけると、364日になり、ジョーカーを加えると366日になります。つまり、トランプは全部合わせて「1年間」を意味しているのです。
トランプの13枚×4種類は何を意味するのか?
トランプの4つのマークはそれぞれ季節を表しています。
- 春=クラブ
- 夏=ダイヤ
- 秋=ハート
- 冬=スペード
それぞれの季節は13週間あると考えられているため、4つの季節×13週間で1年間の52週になるのです。さらに、1から13までの数字を全部足すと91になり、それを4つのマークで賭けても364になるのです。 このように考えるとトランプは1年を表現するために、上手く考えられたものだと分かりますね。
トランプはなぜ赤と黒2色のカードがあるのか?
トランプの「赤」は、日の出〜日の入りまでの太陽が出ている「昼」を表しています。
トランプの「黒」は、日の入り〜日の出までの太陽が出ていない「夜」を表しています。
トランプのJack、Queen、Kingの由来はなに?
トランプには絵札が3種類、「Jack」「Queen」「King」があり、それぞれ由来やモデルが決まっています。ちなみにマークごとにモデルがいるので、あわせて知っておくと面白いですよ。基本的には歴史上・伝説上の人物が描かれています。
Jackの意味、由来、モデルとは
Jackは16世紀~17世紀ごろ、一般的に着用されていた男性服を着た人物が描かれているため、「最も位が低い人」を意味しています。つまり家来・召使い・船乗り・労働者を指しているのです。 このような意味から、トランプのゲームでは「最低限」という意味で使われることが多いです。
このJackのモデルは以下の通りです。Jackの人物のモデルはどのマークも「騎士」が描かれています。
- クラブ:ランスロット
- ダイヤ:ヘクトール
- ハート:ラ・イール
- スペード:オジェ・ル・ダノワ
Queenの意味、由来、モデルとは
Queenは名前の通り、「女王」を意味するカードです。このQueenのモデルは以下の通りです。
- クラブ:アルジーヌ
- ダイヤ:ラケル
- ハート:ユディト
- スペード:パラス・アテナ
Kingの意味、由来、モデルとは
「King」のカードも、そのまま「王様」を意味しています。このKingのモデルは以下の通りです。
- クラブ:アレキサンダー大王
- ダイヤ:ジュリアス・シーザー
- ハート:カール大帝
- スペード:ダビデ王
ジョーカーの意味、由来とは?
ジョーカーはトランプの中でも「特別なカード」です。基本的に1枚はフルカラーで印刷されたジョーカーで、2枚目は準札として白黒印刷されたエキストラ・ジョーカーが含まれているのが一般的です。 「最も強い札」「切り札」としての役割を持つカードが追加されました。
また、描かれているのは「道化師」「ピエロ」です。